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今日のApple、攻めてる。M4 MacBook Air & Mac Studio発表

Apple

ティムクックが突如発表した「今週」というテキストと共に出された短い動画動画から始まった今回の連続発表会。

本日Appleは新型MacBook Air (M4)とMac Studioを発表しました。

待ちに待った方も多いのではないでしょうか? Airに関しては新カラーにカメラも進化しており順当な進化と言えると思います。

Mac Studioはに関してはM4 Max止まりで、M4 Ultraは登場しませんでした。

M4 MacBook AirとMac Studioの進化ポイントと気になる点を、現行機種やM3 MacBook Air、M4 MacBook Proと比較しながら徹底的に分析し、どうなのか考えていきたいと思います。

M4 MacBook Air

スペック表

項目内容
チップApple M4チップ
– 8コアCPU(4つの高性能コア + 4つの高効率コア)
– 10コアGPU
– 16コアNeural Engine
メモリ16GB、24GB、32GB
ストレージ256GB、512GB、1TB、2TB SSD
ディスプレイ13.6インチ Liquid Retinaディスプレイ(解像度2560×1664)
もしくは
15.3インチ Liquid Retinaディスプレイ(解像度2880×1864)
カメラ12MP センターフレームカメラ
ポートThunderbolt 4ポート x 2、
MagSafe 3
バッテリー駆動時間最大18時間
カラーミッドナイト、スターライト、シルバー、スカイブルー
価格13インチ:164,800円、15インチ:198,800円〜

各機種とのスペック比較

M4 MacBook Air、現行のM3 MacBook Air、M4 MacBook Proのスペックを比較した表を以下に示します。M2 MacBook Airは、今回の比較からは除外しました。

項目M3 MacBook AirM4 MacBook AirM4 MacBook Pro
チップApple M3チップ
(8コアCPU、8/10コアGPU)
Apple M4チップ
(8コアCPU、10コアGPU)
Apple M4/M4 Pro/M4 Maxチップ(10/14/16コアCPU、10/20/40コアGPU)
メモリ8GB、16GB、24GB8GB、16GB、24GB16GB、32GB、48GB、64GB、128GB (M4 Max)
ストレージ256GB、512GB、1TB、2TB SSD256GB、512GB、1TB、2TB SSD512GB、1TB、2TB、4TB、8TB SSD
ディスプレイ13.6インチ /15.3
Liquid Retinaディスプレイ
13.6インチ / 15.3
インチ Liquid Retinaディスプレイ
14.2インチ/16.2インチ
Liquid Retina XDRディスプレイ
カメラ1080p FaceTime HDカメラ12MPセンターフレームカメラ12MP センターフレームカメラ
ポートThunderbolt / USB 4ポート x 2Thunderbolt 4ポート x 2Thunderbolt 4ポート x 3, HDMIポート, SDXCカードスロット
バッテリー駆動時間最大18時間最大18時間最大24時間

M4 MacBook Airの進化ポイント

M4 MacBook Airは、M3 MacBook Airと比べて以下の3つの点が進化しました。

処理性能が向上

M4チップの搭載により、M3と比較してCPU性能が最大20%、GPU性能が最大25%向上しました。

これにより、アプリの起動やファイルの読み込みが高速化し、画像編集や動画編集などの負荷の高い作業もより快適に行えるようになります。

高画質カメラ

12MPのセンターフレームカメラを搭載し、ビデオ会議の画質が向上しました。

(センターフレームは、ユーザーの動きに合わせてカメラが自動的に追従し、常にフレーム内に収まるように調整してくれる機能です)

さらに、Desk View機能を使えば、ユーザーの顔と机の上の様子を同時に表示することもできます。

これは地味に嬉しい進化ポイントです。

新色スカイブルー

新色のスカイブルーが追加されました。

従来のシルバー、スターライト、ミッドナイトに加え、鮮やかなスカイブルーのMacBook Airが登場します。

M4 MacBook Airの残念なポイント

M4 MacBook Airには、進化点だけでなく残念なポイントもあります。

マイナーアップデート

M3 MacBook Airから革新的な変化はなく、マイナーアップデートの域を出ていません。

GPUコア数は据え置きで、CPUコア数が2コア増えたのみです。

価格

今回、アメリカでの発売価格は999ドルと100ドル値下がりしたのに対して、13インチモデルが164,800円から、15インチモデルが198,800円からと、M3 MacBook Airと据え置きになっています。

円安は早く終わって欲しいと心から願います。

デザイン

M4 MacBook Airからデザインに変更はありません。

新色スカイブルーの追加はありますが、筐体デザイン自体は変わり映えしません。

ナノテクスチャーディスプレイ非対応

M4 MacBook Proで採用されているナノテクスチャーディスプレイは、M4 MacBook Airでは提供されません。光の反射を抑えた見やすいディスプレイを期待していた方には残念な点です。

M4 MacBook Airは誰におすすめ?

M4 MacBook Airは、以下のような方におすすめです。

  • 最新のチップを搭載したMacBook Airが欲しい方
  • 外出先でも高画質なビデオ会議をしたい方
  • 新色スカイブルーのMacBook Airが欲しい方

一方、以下のような方は、現行のM3もしくはそれ以前のMacBook Airを検討しても良いかもしれません。

  • 価格を抑えたい方
  • そこまで高い性能は求めていない方
  • M2 MacBook Airのデザインに満足している方

Mac Studio (M4 Max / M3 Ultra)

スペック表

項目M4 MaxM3 Ultra
チップApple M4 MaxApple M3 Ultra
CPU14コア (10P+4E) /16コア28コア (20P+8E) /32コア
GPU32コア/40コア60コ/80コア
Neural Engine16コア32コア
メモリ32GB, 48GB,64GB, 128GB96GB, 256GB, 512GB
ストレージ512GB, 1TB, 2TB, 4TB, 8TB SSD1TB, 2TB, 4TB, 8TB, 16TB SSD
接続性Thunderbolt 5 x 4, USB-C x 2, HDMI, 10Gb Ethernet, SDXCカードスロットThunderbolt 5 x 6, USB-C x 2, HDMI, 10Gb Ethernet, SDXCカードスロット
価格328,800円〜668,800円〜

進化ポイント

Mac Studio (M4 Max / M3 Ultra)には、以下の進化ポイントがあります。

M4 Max / M3 Ultraチップ搭載

M4 MaxはM1 Maxと比較してCPU性能が最大3.5倍、GPU性能が最大4倍高速です。

M3 UltraはM1 Ultraと比較してCPU性能が最大3倍、GPU性能が最大3.8倍高速です。さらに、M3 UltraはMac史上最多となるCPUコア数とGPUコア数を誇ります。

Thunderbolt 5対応

最大40Gbpsのデータ転送速度を誇るThunderbolt 5に対応しました。

これはThunderbolt 4の3倍の速度です。

最大8台まで接続可能に

モニター8個に対応したみたいです。

残念なポイント

Mac Studio (M4 Max / M3 Ultra)には、以下の残念なポイントがあります。

M4 Ultra非搭載

今回はM4 MaxとM3 Ultraのラインナップで、M4 Ultraは登場しませんでした 。

一部ではM3を処理したいからだという声も見受けられました。

デザイン据え置き

デザインは前モデルから変更ありません。

Mac Studio (M4 Max / M3 Ultra)は誰におすすめ?

Mac Studio (M4 Max / M3 Ultra)は、以下のような方におすすめです。

  • プロレベルの処理性能を求めるクリエイター
  • 大容量のメモリとストレージを必要とするユーザー
  • 最新の接続性 (Thunderbolt 4, Wi-Fi 6E) を求めるユーザー

一方、以下のような方は、現行のMac Studioを検討しても良いかもしれません。

  • 価格を抑えたい方
  • M1 Max / M1 Ultraの性能で十分な方

まとめ

M4 MacBook Airは、処理性能やカメラなど、着実な進化を遂げています。

しかし、M3 MacBook Airから大きな変化がなく、価格も高くなっている点は、購入をためらう要因となるかもしれません。

Mac Studio (M4 Max / M3 Ultra)は、M4 Max / M3 Ultraチップの搭載により、前モデルから大幅な性能向上を実現しました。Thunderbolt 5への対応など、接続性も強化されています。

しかし、M4 Ultraが非搭載で、デザインも据え置きである点は、残念なポイントです。

総合的に見ると、M4 MacBook Airは、日常使いには十分な性能を備えた、バランスの取れたマシンと言えます。また、Mac Studio (M4 Max / M3 Ultra)は、プロレベルの処理性能を求めるクリエイターにとって、強力な選択肢となります。価格と性能、そして自分のニーズをよく検討し、最適な選択をしてください。

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